この記事の3Dグラフは回転したり拡大したりできます。
また、マウスをグラフ上に持っていくと、その箇所の数値が表示されます。
よければいろいろな角度から見てみてください。
目次(このページで分かること)
世帯年収の分布と平均の推移
年収ごとの世帯数の割合(相対度数といいます)と1世帯当たりの平均年収の1985年から2021年までの推移を次のグラフに示します。
なお、平均年収は相対度数が7%くらいの高さのところに記載していますが、グラフ上見やすいところにしようと思い、この高さにしたため、この高さ自体には特に意味がありません。
平均年収は「年次」と「年収階級」で見ていただければと思います。
世帯数の相対度数分布 ー 年次・年収階級別
世帯数の相対度数分布 ー 年次・年収階級別
- 近年は、およそ年収200~300万円くらいのところに世帯が集中しています
- 平均値がこの世帯数の集中場所から年収の高い方にズレています。(これは世帯の分布が高額年収へ(薄くなりますが)広く分布し、平均値がそちらに移動しているためです)
- 年収300万円くらいの世帯が1987年くらいから減少し、1992年くらいで下げ止まり、その後また上昇しています(バブル(1986年11月から1991年5月)の時期と重なります)
子育て世帯と高齢者世帯の年収分布と平均の推移
子育て世帯(児童のいる世帯)と高齢者世帯の年収分布と平均の1985年~2021年までの推移を次のグラフに示します。
高齢者世帯、児童のいる世帯数の相対度数分布 ー 年次・年収階級別
高齢者世帯、児童のいる世帯数の相対度数分布 ー 年次・年収階級別
- 高齢者世帯は年収200万円付近に世帯が集中
- 子育て世帯(児童のいる世帯)は年収600万円付近に世帯が集中
- 子育て世帯(児童のいる世帯)より高齢者世帯の方が分布が集中している、つまり、バラつき(格差)が少ないことが分かります。
- 1985年ごろは子育て世帯と総世帯(全ての世帯)の平均年収が近いところにありましたが、その後、段々と高齢者世帯の平均年収に近づいています(これは次のグラフのように高齢者世帯の割合が増えているからだと推察されます(2021年は31.2%))
世帯数の構成割合 ー 「高齢者世帯」と「その他の世帯」・年次別
各世代ごとの平均世帯年収の推移
各世代ごとの平均世帯年収の推移
このグラフもマウスを上に持っていくと細かい数値を見れます。
2021年の各世代ごとの平均年収は次のとおりです。
- 29歳以下 :377.5万円
- 30代 :627.2万円
- 40代 :728.5万円
- 50台 :742.1万円
- 60台 :589.4万円
- 70歳以上 :391.2万円
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